蕎麦打ちの話・蕎麦つゆについて

前々回から連続して、一昔前にハマった蕎麦打ちについて書いています。「道具」「そば粉」と来まして、本日は「蕎麦つゆ」についてです。

 

・高橋邦弘さんのつゆ

 つゆ作りも、ベースとなっているのは高橋邦弘さんのレシピです。前々回にも書きましたが、高橋さんはDVD等で蕎麦打ちの手順も惜しむことなく公開していらっしゃいます。「つゆは秘伝だろう」と思っていましたらとんでもない、ちゃんと出版されていました。

蕎麦打ち道具と一緒に友人に差し上げてしまったので、今この本が手元にありません。入れる材料はだいたい覚えているのですが、分量が思い出せません。もしご興味のある方はぜひこの本をお買い求めください。高橋さんのつゆは、お会い出来なかったものの、東京日本橋高島屋特設会場で毎年1週間ほど開催される出張蕎麦打ちで、食べてみたことがありますが、だしと良くからんだ甘口のつゆです。上野藪そばの鵜飼良平さんのように、しょっぱいつゆを作られる名人もいらっしゃいますが、高橋さんのものは、そのまま飲んでもおししいようなつゆでした。私は打ったそばをまわりの方々に配るときには、ビン詰めした高橋流のつゆも一緒に差し上げましたが、余ったつゆをつけつゆなどに使ったというお話をよく聞きました。高橋流のつゆの味をよく表しているエピソードだと思いました。

 

 ・つゆ作りの工程

 そばつゆを作るのには、「しょっぱさ」と「香り・うまみ」をつかさどる2つの工程を別々に作業してゆきます。しょっぱさをつかさどる部分を「返し」と呼びますが、これは作ってから2週間寝かせなければなりません。醤油臭さを飛ばすのにどうしてもこれだけの期間かかってしまいます。これに対し香り・うまみをつかさどる部分は「だし」といい、蕎麦を食べる前日に作ります。こちらは傷みやすいので、返しとは逆に直前に作らなければなりません。そして出来上がっただしと返しとを合わせ、一晩寝かせます。合わせてすぐに食べると、なんだか口の中で「だし!」「返し!」とそれぞれが主張してくるようで、よくありません。よく冷め、混じりあって安定するのには、どうしてもひと晩かかります。

 

・返しの材料

 返しを作るのに使う材料は「醤油」「再仕込み醤油(甘露醤油)」「みりん」「氷糖密」「白ワインビネガー」「塩」になります。13年前はまだネット通販も今ほど発達しておらず、どうすれば手に入るのか分からないものもありました。そのあたりも含めて順に書いてゆきます。

 「醤油」は一般的なもので大丈夫だと思います。

 「再仕込み醤油」というのはまたの名を「甘露醤油」といい、あまり聞きなれない名前ですが、これは醤油を作る過程を2回繰り返している製品です。1度目は水を使って製造し、2回目は水の代わりに1回目で出来上がった醤油を使って作ります。とてもまろやかです。長野県松本市にある大久保醸造さんの製品が良いそうですが、私は買えませんでした。

 「みりん」もいろいろありますが、養命酒製造さんの「家醸本みりん」がお勧めです。私も実際使っていましたが、味がとても丸くなるります。そばつゆだけでなく他の料理にも使って戴きたい製品です。

  「氷糖蜜」はみずあめのようなものです。中日本氷糖さんの「氷糖蜜」がよいとのことでしたが、買えませんでした。中日本氷糖製のガムシロップを見つけたので、これで代用していました。

 「白ワインビネガー」を使うのは意外でしたが、一般的なものを使いました。

 「塩」についても家にあるものを使いました。

 

・返しのつくりかた(分量が分からず大雑把でごめんなさい)

 鍋にみりんと白ワインビネガー、塩を入れ、アルコール分を飛ばす。氷糖蜜を加え、弱火で温めながら混ぜる。醤油を加え弱火で温める。小さな泡が出てきたら火を止め、再仕込み醤油を加える。これをポット(よく麦茶を作って冷蔵庫に保存したりする円柱の容器)に入れ、蓋をせず付近をかぶせ、輪ゴムで止め、暗い涼しいところに2週間おく。

 

・だしの材料

 だしを作るのには、「鰹節」「干し椎茸」「水」を使います。

 「鰹節」は、鹿児島県産の「本枯節(ほんかれぶし)」というのが良いそうですが、買えませんでした。本枯節というのは鰹節をカビさせ天日で干すという作業を何カ月も繰り返したもので、最高級品だそうです。使ってみたかったのですが、手に入る市販の「花かつお」を使いました。

 「干し椎茸」は大分県産の「どんこ」が良いそうですが、手に入らず、市販のものを使いました。

 「水」ですが、水道水は臭いがありますので、使うなら浄水器を通した方かいいです。私は環境に恵まれており、山村まで湧水を貰いに行ってました。水は蕎麦打ちでも使いますので、週末になると灯油タンクのようなものを幾つも持って、水汲みに出かけました。

 

・だしの作り方(返しと合わせるまで)

 鍋に水を入れ、鰹節と干し椎茸を入れて中火にする。「ポコッ、ポコッ」と泡が出てきたら火を弱め、沸騰する前に火をとめる。ふきんかキッチンタオルでこす。鍋に戻し、返しを入れてまぜ、弱火で温める。沸騰する前に日を止め、一晩冷ます。

 

 

ということで、分量が分からず作り方の部分はあいまいな表現になってしまいましたが、今日は「そばつゆ」についてご案内いたしました。

 

次回は「蕎麦打ち」について書いてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蕎麦打ちのお話・そば粉について

前回から蕎麦打ちののお話を書いています。第1回目は「道具」についてでした。今日はそれに引き続き、「そば粉」についてお話したいと思います。

 

・そば粉一般

 スーパーに行きますと、小麦のの隣に1種類位はそば粉を売っています。だいたいオーストラリア産のそばです。安いですし、もちろんこれでも打てますが、香りがいまいちです。これは、そばの品種の問題と、収穫・蕎麦がらからの分離・製粉のそれぞれの時期から時間が経って劣化していることが原因です。そばは年に1回しか収穫できません。一般には秋に、そして寒冷な地域では夏に収穫となります。そしてこれを1年中使うわけですから、その後の保管設備も重要となります。これは一般に粉屋さんの仕事です。そして、そばを打つ前日辺りに蕎麦がらからの分離・製粉が出来れば理想的です。良い産地のそばでこのように引き立ての蕎麦を食べると、蕎麦を口に入れた途端に香りが鼻に抜けるのが分かります。こんな蕎麦をごちそうになるときは、盛られた蕎麦の半分近くをつゆに付けずに戴くことで、香りを楽しんでしまいます。ただ実際私のような趣味レベルでは、自分で殻を飛ばして、さらに石臼で挽くという設備を持つことが難しく、粉屋さんで買う粉の鮮度を信用するしかありません。

・そばの産地

 そばの産地ですが、よく聞くのは北海道産です。先ほども書きましたが、気候の関係から北海道の蕎麦は夏に採れます。「夏蕎麦」といいます。お蕎麦屋さんで夏から秋に入るころ「新蕎麦入りました」という張り紙を見つけますが、これはすべて北海道産です。内地(本州の)蕎麦はそれから1~2カ月遅れて収穫されます。「秋蕎麦」です。よく聞く産地は、茨城県福島県、長野県辺りが有名です。どこのも良いそばですが、実は茨城県産特に金砂郷(かなさごう 現在は合併により茨城県常陸太田市)産と呼ばれているものが、最高級なんだそうです。まだ私も食べたことないですし、金砂郷産の粉は手に入らなかったです。粉屋さんで茨城県産の粉を分けてもらったことがありますが、聞いたら筑波山麓産ということで、金砂郷産ではなかったです。しかし値段は当時、北海道産がキロ1000円だったのに対し、この茨城県つくば山麓産はキロ1400円と高額でした。そしてこれは粉の性質なんだと思いますが、北海道産に比べて打つのが難しい粉でした。粉がつながりにくかったです。しかし、香りは抜群に良かったです。

・そば粉の種類

 収穫したはその一番外側が真っ黒な「そばがら」、最近少なくなりましたが「そばまくら」を作るときに使う部分です。そしてそのそばがらを取ると、丸いそばの実である「丸抜き」と呼ばれる部分が出てきます。そばがらを取らずに挽いて粉にすることもあります。蕎麦を食べるとき蕎麦に黒い小さな点々がある場合がありますが、これがそばがらです。そして丸抜きの断面をみてみますと、地球の断面が「地殻」⇒「マントル」⇒「核」と変わるように、性質の違う部分に分かれます。一番外側はそばの香りが強いのが特徴です。蕎麦屋さんで「田舎蕎麦」というメニューがありますが、この部分を多く用いた粉で作られています。蕎麦は黒っぽく、噛んだとき「歯ぬかり」と表現される独特の食感があります。次に真ん中の部分ですが、色はグレー、香り、食感も程よく、主にこの部分が手打ちそばでは用いられます。一番内側の部分ですが、色は白く、粘り気がほとんどありません。また普通の打ち方ではまったくつながりません。蕎麦屋さんで「更科そば」というメニューを見かけることがありますが、この部分を使っています。真っ白な蕎麦です。粉本体が香り等の主張をほとんどしないので、これ以外でも「茶そば」とか「ゆずそば」などのように、別の粉と合わせても使われます。これ以外の用途として、伸ばしたた蕎麦を畳んで切るとき、畳んだ面がくっついてしまわないよう、その間にまかれたりもします。「打ち粉(うちこ)」といいます。水に触れても全くねばらない特徴を使っています。この打ち粉は蕎麦をゆでる時までは、蕎麦にくっついていますが、ゆでる間に麺から離れ、湯の温度で若干のとろみが出てきます。この状態のゆで汁が「蕎麦湯」です。ただし蕎麦屋さんによっては、このゆで汁を提供するのではなく、ゆで汁用にそば粉そのままをお湯に溶いて、香りの強い蕎麦湯を出されるかたもいるようです。

・粉屋さん

 蕎麦打ちを始めたばかりの頃は、粉をどこで手に入れたらよいのか分からず、行きつけの蕎麦屋さんに勇気を出して聞いてみました。そこで快く教えて戴いたのかこの2軒でした。両方とも埼玉県鴻巣市にある会社です。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

 

【長島製粉さん】

「深山(みやま)」という北海道産の粉を使ったブランドが長いです。とてもつながりやすい粉で、保存設備がよいのでしょう、1年を通してバラつきがほとんどないです。以前はキロ1200円でした。

www.nagasima-seifun.com

【松村製粉所さん】

各地の粉を扱っています。私は茨城の粉にこだわっていたので、こちらで随分購入しました。休日なのに無理に粉を作ってもらったこともありました。

www.rakuten.co.jp

 

今日は蕎麦のお話のうち、「そば粉」についてご案内致しました。次回は「つゆ」についてお話したいと思います。

 

蕎麦打ちのお話・道具について

13年ほど前ですが、「蕎麦打ち」に猛烈にハマったことがあります。2週に一度はつゆの仕込み、そして2日に1度は蕎麦を打ち、妻と1歳だった長男、妻のおなかの中にいた長女と4人で毎日食べてました。よそに配ったり、よその家に一式持って伺い、打って食べたこともあります。やる時間が無くなって、道具を人に差し上げてしまい、今は出来ないのですが、出来ればまたやってみたいのです。出来ないかなあ...。

 

こちらは高橋邦弘さんという名人の蕎麦打ちです。私はこの方にお会いしたことはないのですが、私にっての蕎麦打ちの師匠でした。当時はDVDでしたが、調べたら今はYoutubeに動画がたくさんアップしているね。そのうちのひとつをご紹介します。

 

www.youtube.com

 

当時を振り返りますが、こんな風に打てればなと、一生懸命真似して打っていました。

 

さて今日とあと何回かになると思いますが、「蕎麦打ち」についてご案内したいと思います。今日は「道具」にについてのお話です。蕎麦打ちをするときに揃えたい代表的なものをご案内します。

 

【道具】

・麺切り包丁

 麺を着るときは包丁の刃が真っすぐでないと、一度でスパッときれいに切れません。したがって家庭用の包丁ではダメです。購入先は浅草かっぱ橋に一大調理道具街がありますが、その中の「つばや包丁店」でした。店主に選んでもらったのですが、「うどんは切るの?」と意外な質問。ご存知の方もいらっしゃると思いますが、うどんを打つ時「粉20:水2:塩1」の割合で塩を入れます。ですので純粋な鉄製の包丁で切ると錆びちゃいます。蕎麦もうどんも打つ方はステンレス製の包丁にしないとダメなんです。そのかわり、ステンレス製は錆びないだけでなく、歯も減らないし値段も安く、当時の私のようなビギナーにはうってつけでした。でも2万円しました。

tsubaya.co.jp

・麺棒

 ホームセンターでも打ってますが、窓枠などのまっすぐなところに当ててみると、意外ですがかなり反ってます。これでは均等な厚さに拡げてゆくことができません。そこでこれもかっぱ橋です。つばやさんの隣にあるそば道具専門店だったのですが、移転したのか閉店したのか、見つかりませんでした。名前もちょっと思い出せません。ただここで数限りない麺棒の展示の中から、店主が青森ヒバ製900mmのまったく反っていない棒を渡してくれました。もちろん機械切削ではなく手削りです。伸しているときの擦れる音が違います。「シュワ、シュワ、シュワ」という感じですね。金額は真ん中辺の6千円でした。

・巻き棒

 麺を伸ばすときは、横方向はそれほど拡げないのですが、縦方向にはどんどん伸ばしてゆくので、手前側と奥側にまき棒という麺棒のような棒を置き、それに巻きつけながら必要なところを伸ばします。麺を巻いていているときに棒を操作しやすいように、長さが1200mm位になっています。麺棒ほどきっちり真っすぐでなくても大丈夫なので、値段も安くなります。先の麺棒と一緒に買ったのですが、ヒノキ製だったこともあり2千円位でした。

・駒板

 これは真横から見るとL字型をしているのですが、麺を切るときの当て木です。伸ばしてたたんだ蕎麦の上に置き左手で押さえ、L字に立ちあがっている部分(駒と言います)に包丁を当てながら切ってゆきます。店主が言うに「駒の立ち上がりが高いと、怪我はしにくいが麺が太くなるよ。逆に低ければ細く打てる」とのこと。何のことかといいますと、包丁で切った直後、その包丁を左手側に倒しその駒板を左側に送ってゆくんです。したがって、同じ角度を倒したとしても、駒の高さによって包丁の押す距離が変っくるというわけです。また、「駒が堅い木だと長く使えるよ」とのことで、黒檀の駒に桐の板という組み合わせにしました。やっぱり6千円位だったでしょうか。

・こね鉢

 いろいろやってみましたが、ボウルでは代用は出来ませんでした。木製で漆塗りのものが最も良質なのですが、買えません。樹脂製のものも買えませんでした。「火事になったらこね鉢は持って逃げろ」といわれることもあったそうです。蕎麦道具の中で最も高価なものです。そしてサイズですがホームセンターにあるようなものでは、一度に少量しか打てません。それに深さが浅いので、こね始め(「水回し」といいます)に粉が飛び出てしまいます。また軽いものはグラグラして能率が悪ぐなります。たまたま、実家にアルミ製900mm位の使っていない鉢があったので、これを貰って来ました。0円です。

・のし板

 家具調こたつのこたつ板は滑ってダメでした。ベニヤ板(コンパネ)で大丈夫なようですが、こちらも実家に使っていない無垢のこたつ板1000mm角位があったのでこれを貰いました。無垢なので、水分を吸ったり吐いたりします。伸すときは迅速な作業がも求められました。こちらも0円です。

 

代表的なものはこんなところです。さて次回ですが、「粉」「水」「つゆの材料」、それから触れられれば「打ち方」「「つゆの作り方」「ゆでかた」について、ご案内いたします。

 

ローダウン投法

長期療養明けのため、ただ今お預け状態になっているものが幾つかあるのですが、そのひとつにボウリングがあります。

 

ボウリングというと、以前は少々地味なイメージしか持っていませんでした。何年もやってなかったのですが、昨年の今頃でしょうか、事業部でボウリング大会が企画され、「少し練習しとこうかな。あとYoutubeで投げ方をおさらいしとこう」なんて思いました。

 

動画を見て驚きました。「ローダウン」という言葉がとてもいっぱい出てきます。

 

「なにこれ?」と思い、いろいろな動画を見てみましたが、どれもものすごく高速で、それにまたものすごく曲がるんですね。そしてストライクのときのピンの倒れ方が爆発するような激しさです。

 

最近中指と薬指だけ入れてグイグイ曲げる投げ方を、若い方がよくやってます。あれに似た球筋なんですが、指は3本入れて普通に投げます。ただ、ボールにものすごく回転がかかってるんですね。

 

「どうに投げてるんだろう? 投げたい!」私はすっかりこの「ローダウン」に引き込まれてしまいました。そして動画を見ては、Round1に通う日々が始まりました。

 

この動画は、私が最も繰り返し見たものです。投げている方はアメリカのプロボウラ―、マイク・フェーガン(数年前まではマイケル・フェーガンと言ってました)です。「King of Swing」と言われている方で、やわらかいスイングなのにめちゃくちゃ高回転です。

www.youtube.com

しかし前の動画をスローモーションで見ても、手の動きは複雑すぎてよく分かりません。何かもうちょっと分かりやすいのはないだろうかと探しているうちに、日本のアマチュアの方の動画にたどり着きました。それがこれです。この方はSKYTOMOさんという方で動画をたくさんアップしています。このひとのものも随分見ました。www.youtube.com

「なるほど。短い時間に忙しくいろんな動作するんだね...」ボウリング場に行ったら、ボウルリターン(ボウルが戻ってくるところ)のそばに立って、これを練習するようになりました。

 

ローダウンは出来るようになるまでに、何年もかかるとよく言われています。これはもちろんコントロールやオイルの読み方を含めてのお話だとは思いますが、すぐにはなかなか身に着かなそうな投法です。

 

しかし、見た目が華やかですし、投げてみたいです。

 

体壊す直前に、「コントロールはまだだけど、手の動かし方は少し出来てきたかな」と思った日があったのですが、うまくいっている時は、ピンの倒れる音も違いますし、結構視線を感じたりします。

 

「快感!」

 

その日だけでしたが。

 

 

またそのうち、思う存分投げてみたいものです。

 

 

今日はボウリングの「ローダウン投法」についてご案内いたしました。

 

 

 

 

 

 

もうすぐ長男に学年末試験が襲いかかる

風呂から上がって自室に戻って来たところです。日付は変わっています。ホントは病み上がりなのでもっと早寝をしなければならないところなのですが、この時期そうもしていられません。といいますのは再来週の月・火は中2の長男の学年末試験。当家ではそれを前にしたこの時期は親の出番になります。

 

高校進学の内申の評点に大きく影響する今回の学年末試験。只でさえ親としては神経質になってそ舞うところですが、そこへ持ってきて学校もえらいスケジュール組むな―と思うのですが、来週の火~木が修学旅行で京都方面なんです。とにかく時間が足りません。

 

一応塾には行かせているのですが、普段は何の勉強もしていないらしいのは、妻の証言で分かります。平常、妻も長男と向き合うと本気になるあまり、まあ当然だと思いますが、少々強くものを言ってしまいます。そして反抗期真っ只中の長男も、口で抵抗しきれぬと見れば時には手足も出る様子。なかなか妻も苦労しているようです。

 

従いましてこういう大事な時期になると、「お父さんからもいってちょうだいよ」或いは「勉強見てやって」ということになります。

 

まあ試験のたんび、いつもそうなんですが、ほっとけばすっかりあきらめムードでマンガ読んだり、ゲームをやったり、妻が取り上げるまでは進研ゼミにくっついてきたIPadでYouTube見たりと、困ったものです。

 

そこで金曜日に一度カミナリを落としました。

私 「(ガー)!」

息子「なんでおとうさんが言って来るんだよ! 関係ねーだろ! お母さんに聞くからいいよ!」

私 「てめーはおかーさんのゆーとーりやらねーじゃねーかっ!!」

息子「(黙)」

しばし、にらみ合い...

私 「机に戻ってすぐ始めろ!」

 

なんて感じでしたが、功を奏したのか、少しエンジンがかかってきた様子で、「おとうさん、これってどういうこと?」なんてワークを持って近寄って来るようになりました。

 

とにかく「わからない」部分を「わかろう」とする行為が面倒くさくて、壁になっているようなんですね。分かりだすとその科目には何だかわかりませんが、数日前が嘘のように自信がついてしまいます。しかし、自信のある科目の次に「じゃ、今度はそっちやってみ」とまだ準備の整わない科目を支持すると、突然、「ねむい...」とか「これ捨てた...」などとまるで別人です。「じゃ、今日はそれいいから、そっちやってみ」と自信の付きかけた別の科目を指さすと、また突然、目をかっと見開き、「よーし」ってな調子。気長に付き合うつもりです。

 

子供の習性について書きましたが、今回は子供を責められないかもなあと思うのは、各科目とも比較的難しい部分が出題範囲かも知れませんね。まあこれは結果を見据えた自己弁護になってしまうのかもしれませんけど。例えば理科。「天気」「電気」が同時出題ですね。昔自分が中学生で高校入試を前にしたとき、理科はこの2分野がヤマと思ってました。今回それが同時に来るんですからね。困ったものです。他の科目でも、例えば英語では、「比較」と「動名詞」、数学では「角度」と「図形の証明」、国語では「用言の活用」「助詞・助動詞」などなどです。でも見てると懐かしいのが出てきます。「三角形の合同条件」とか「オームの法則」「か・き・く・く・け・け(こ)」などなど。あと驚いたのは、今は数学の証明問題に「仮定と結論」という言い回しを使うんですね。「○○○ならば~~である」の「○○○」が「仮定」、「~~」が「結論」だそうです。高校では聞いたことありましたが、中学のここで使うんですね。これは知りませんでした。

 

長男にとって最難関は上にも書きましたが「図形の証明問題」ですが、現状まだ見るのもいやみたいです。塾は個別指導塾なんですが、先生に「数学やろうか」と言わせないために「先生、社会は結構できてきて、理科も大丈夫になってきました...あと英語がなあ...」「じゃ、英語やってみようか」てな調子で切り抜けているようです。私には「今週の土曜日に図書館行こうと思うから、そんとき数学教えてくれる?」なんてのんびりしたお言葉。「まにあわねーよ。もう明日の晩からだ!」と怒鳴ったところです。

 

どうなることら。

 

今日は「長男の期末試験対策」についてご案内いたしました。

 

 

英文多読と「A Kiss Before Dying」

 

以前アップした文のなかに「4カ月ほど時間が出来たので、英語に取り組んだ」という内容ものがありましたが、実は私、体壊しまして休職したんです。おかげさまで先日復帰することが出来たのですが、休職中は英語の勉強ならじっとしてても出来るので、時間つぶしも兼ねて取り組んだというわけなんです。

 

英語の勉強といえば、浪人のころにお世話になって挫折した、伊藤和夫さんの「英文解釈教室」「ビジュアル英文解釈(2分冊)」しか知りませんでしたので、最初の1カ月はビジュアルの1冊目をやってみました。

 

さすが伊藤先生の本だけあって、大分効果があったのですが、何せ単語の知識がないので、著書はまだまだ思うように読めません。

 

そんな時購読し始めた、「ENGLISH JOURNAL」の11月号に酒井邦秀さんという方が「多読のチカラ」という特集記事を書いていたんです。読んだときは「何言ってんだよ!」と正直思いましたが、結局この方法に引き込まれ、残りの3カ月をこれに当てることになったのです。

 

酒井氏が言うには、多読っていうのは「自分が楽しいと思うものを次々と読んで行くこと」で原則は次の3つ。

 

1.辞書を棄てる(引かない)

2.わからないところは飛ばす

3.進まなくなったら投げ飛ばす(※今の時点では無理して読まないということ)

 

「そんなこと言ったら、俺読める本ないよ!」と思ったのですが、伊藤先生の本を始めとした私の周りにある英文が、今の私にはレベルが高すぎたということなんですね。

 

で、どんな本から始めると思います?

 

酒井先生の考え方によれば、スタートは「絵本」なんです。それもお勧めなのが、イギリスのオックスフォード大学出版局が発刊している「Oxford Reading Tree」っていうシリーズ。これはイギリスの8割の小学校で教科書や副読本としてもつかわれている教材なのだそうですが、日本の小学校教科書と違って、どの本も最後にオチがある面白い本です。

 

一番簡単なレベルだと絵だけで文字がないものからになります。レベルが上がってもい1ページに1文位、16ページで終わり、といった具合です。それが最低6冊セット、このレベルもうちょっと読みたいなという方には、6冊×6セット位はラインナップがあります。レベルは「LEVEL0」から「LEVEL12」まであります。

 

そして、これらを「訳さずに」読みます。なるべく絵も参考にしながら英語のままイメージしてゆきます。読めなかったら、すぐ投げて(やめて)、1つレベルを落としてみます。分からない単語が1個や2個あっても「こんな感じかな?」で読み進めます。

 

既に従来の「約読(訳しながら読むこと)」である程度の読解力がある方にも、その習慣を壊すために、上のやり方で指導しているそうです。ただし、LEVEL3位からスタートで大丈夫だそうです。

 

「こんなんでほんとにいいのかな?」と思いましたが、このレベルのことなので、私でもどんどん読めます。LEVEL6位から中身が文章らしくなってきた感じでしたが、自分で購入した分(1レベル6から12冊)はすぐに読み終わってしまいました。

 

さて、「Oxford Reading Tree」のあとは、どうすればいいでしょうか。英語のペーパーバックを読んでみたくなりますが、まだちょっときついところです。そんな方向けに「Graded Readers(GR)」と呼ばれているものがあります。英語を母国語としない人を対象とし、レベルごとに(6レベルに分かれています)使う単語を制限した上で書かれています。ペーパーバックにあるような有名が小説が、単語的にも文章の長さ的にもとても読みやすく書きなおされていたりします。

 

GRにはいろいろな出版社・シリーズがありますが、有名なのは

・Penguin Readers

・Oxford Bookworms

・Macmillan Readers

・Cambridge Readers

などですが、まだまだあります。私のアイコンは赤いですが、この中うちの「Macmillan Readers」から好きな本を選んで表紙の写真を撮り、使いました。

 

これらを読むときも、先ほどの3原則は変更ありません。今読めなくても、少しレベルを落として読んでいるうちに、不思議と力が付いてきて、しばらくたって読んでみると読めます。不思議です。

 

そして、小説などを読むにしても、7~9割の内容が分かればよしと考える方がよいそうです。あまり枝葉末節に関わって止まってしまわず、スジを押さえながら、英語を読むリズムを保つのが重要とのことでした。

 

この「多読」につきましては、また書くことになると思いますが、今日は最後に私のアイコンの中にもある、「Macmillan Readers」の「A Kiss Before Dying」を少しだけご紹介致します。とてもスピード感のある文で面白かったです。

 

この作品は、アイラ・レビンというミステリー作家の小説の要約版で、中身ですが、大富豪の3姉妹のうち、大学生である一番下の娘が同じ大学の男子学生との間で妊娠してしまいます。卒業後に富豪である父親に取り入りたいと考えていた男子学生は、父親に娘の妊娠が知れることを恐れ、相手の彼女を自殺の形で殺そうと考えます。そして事件は、二女、そして長女へと続いてゆきます。よろしかったらぜひ読んでみてください。

 

今日は、「英文多読と「A Kiss Before Dying」」についてご案内いたしました。

 

 

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妻の「へ」ん遷

私は大学入学後、すぐにあるサークルに入りました。

 

サークル活動のことは、またいづれご案内させていただくかと思いますが、そこで2年生の新入部員であった、今の妻と出会いました。

 

聞けば現役入学なので同い年。ポニーテールに白いブラウス、セミロングスカートで練習会場に入ってきたその初姿は、今でもはっきりと覚えています。身長は163センチ、ちょっときつそうな顔立ちにも見えるけど、きれいな人だなとは思いました。

 

練習日以外でも、部室でよく一緒になりました。特別気が合うわけでもなかったのですが、気にはなる存在で、いろいろあった末、3か月後の盆明けには付き合うようになっていました。

 

それから3年後、私たちは私のアパートで暮らすようになりました。彼女は一足早く社会人になっており、毎朝まだうとうとしている私を尻目に、紺のタイトスカートに上着を羽織り、都心のオフィスに向けて、先に家を出るのでした。【①】

 

その後私も社会人となり、田舎の県にJターンをしたため、2人の会社のちょうど真ん中辺りの駅周辺に、2度ほど引っ越しました。

 

そして一緒に暮らし始めてから10年ほど経たところで、彼女は長男を身籠り、私たちは入籍しました。【②】

 

住んでいた場所は賑やかで便利なところだったのですが、私の会社の上司に、「俺の親父か独りで住んでいた家が、空き家になっているんだけど、会社にも近いし、環境もいい。子供が出来るんじゃこっちに住まないか」と誘われ、引っ越しました。現在の場所です。

 

家は傷みがどうしても出ており、数年後に改築をしたのですが、環境は確かに良好で、子供たち2人ものびのびと育ってくれました。【③】

 

 

こんな風に振り返って書いていると、キーを打ちながら当時のいろいろなことが思い出されます。

 

 

 

 

そうだ、一緒に暮らし始めたころ、彼女が初めて、おならをしたっけなあ...

 

 

 

ワンルームだから狭い部屋。部屋の真ん中にドカンと置いてあるベッドに座って、一緒にテレビを見ていた時かもしれません。

 

妻「(ぷぅうっ) はぁぁあぁぁあぁあぁあああ、おならでちゃったああああ」

 

そして、ドラゴンボールのかめはめ「はあ」のような手つきをして、

 

妻「だんめえぇぇぇ。んだんめぇ。こっち来ちゃだんめぇえ」

 

 

顔を真っ赤にして、呼吸は乱れ、目を見開いて眉毛は下がり、もう今にも泣きそうです。

 

 

 

かわいいものでした。

 

 

 

 

上に書きました当家の年表のうち、この話が【①】時代の出来事です。

 

 

 

【①】があれば、【②】があるものです。

 

 

 

同棲生活もだいぶ中だるみとなって来た、【②】時代になるとどうでしょうか。

 

 

 

 

妻「(ぶうっ)しつれいっ!」

 

 

何かをしているその手も止めず、こっちも見ません。でも男のような低い声で、その「失礼」の言葉が即飛び出します。言葉に意味はありませんが、「部室令!」に近い感じです。

 

 

 

 

【②】が終わりました、【③】まであります。

 

 

 

 

【③】です。

 

 

 

妻「(ぶーう)あるいは(すー)...」

 

 

戦国時代の武士は、「やあやあ、我こそは...」とか名乗らずに切りかかるのは、ルール違反だったそうですね。「武士の風上にもおけねえ」です。

 

 

 

 

でも、風上には置きたくないお話ですかね。風でこっち来そうで。

 

 

 

 

子供が

 

 

「ここでするなよ!」

 

とか

 

「くせえ!」

 

 

なんて言ったところで

 

 

 

どこ吹く風の

 

 

 

今日この頃で

 

 

 

ございます。

 

 

 

 

今日は「妻の「へ」ん遷」につきまして、当家の歴史に沿いまして、ご案内いたしました。