妻の「へ」ん遷

私は大学入学後、すぐにあるサークルに入りました。

 

サークル活動のことは、またいづれご案内させていただくかと思いますが、そこで2年生の新入部員であった、今の妻と出会いました。

 

聞けば現役入学なので同い年。ポニーテールに白いブラウス、セミロングスカートで練習会場に入ってきたその初姿は、今でもはっきりと覚えています。身長は163センチ、ちょっときつそうな顔立ちにも見えるけど、きれいな人だなとは思いました。

 

練習日以外でも、部室でよく一緒になりました。特別気が合うわけでもなかったのですが、気にはなる存在で、いろいろあった末、3か月後の盆明けには付き合うようになっていました。

 

それから3年後、私たちは私のアパートで暮らすようになりました。彼女は一足早く社会人になっており、毎朝まだうとうとしている私を尻目に、紺のタイトスカートに上着を羽織り、都心のオフィスに向けて、先に家を出るのでした。【①】

 

その後私も社会人となり、田舎の県にJターンをしたため、2人の会社のちょうど真ん中辺りの駅周辺に、2度ほど引っ越しました。

 

そして一緒に暮らし始めてから10年ほど経たところで、彼女は長男を身籠り、私たちは入籍しました。【②】

 

住んでいた場所は賑やかで便利なところだったのですが、私の会社の上司に、「俺の親父か独りで住んでいた家が、空き家になっているんだけど、会社にも近いし、環境もいい。子供が出来るんじゃこっちに住まないか」と誘われ、引っ越しました。現在の場所です。

 

家は傷みがどうしても出ており、数年後に改築をしたのですが、環境は確かに良好で、子供たち2人ものびのびと育ってくれました。【③】

 

 

こんな風に振り返って書いていると、キーを打ちながら当時のいろいろなことが思い出されます。

 

 

 

 

そうだ、一緒に暮らし始めたころ、彼女が初めて、おならをしたっけなあ...

 

 

 

ワンルームだから狭い部屋。部屋の真ん中にドカンと置いてあるベッドに座って、一緒にテレビを見ていた時かもしれません。

 

妻「(ぷぅうっ) はぁぁあぁぁあぁあぁあああ、おならでちゃったああああ」

 

そして、ドラゴンボールのかめはめ「はあ」のような手つきをして、

 

妻「だんめえぇぇぇ。んだんめぇ。こっち来ちゃだんめぇえ」

 

 

顔を真っ赤にして、呼吸は乱れ、目を見開いて眉毛は下がり、もう今にも泣きそうです。

 

 

 

かわいいものでした。

 

 

 

 

上に書きました当家の年表のうち、この話が【①】時代の出来事です。

 

 

 

【①】があれば、【②】があるものです。

 

 

 

同棲生活もだいぶ中だるみとなって来た、【②】時代になるとどうでしょうか。

 

 

 

 

妻「(ぶうっ)しつれいっ!」

 

 

何かをしているその手も止めず、こっちも見ません。でも男のような低い声で、その「失礼」の言葉が即飛び出します。言葉に意味はありませんが、「部室令!」に近い感じです。

 

 

 

 

【②】が終わりました、【③】まであります。

 

 

 

 

【③】です。

 

 

 

妻「(ぶーう)あるいは(すー)...」

 

 

戦国時代の武士は、「やあやあ、我こそは...」とか名乗らずに切りかかるのは、ルール違反だったそうですね。「武士の風上にもおけねえ」です。

 

 

 

 

でも、風上には置きたくないお話ですかね。風でこっち来そうで。

 

 

 

 

子供が

 

 

「ここでするなよ!」

 

とか

 

「くせえ!」

 

 

なんて言ったところで

 

 

 

どこ吹く風の

 

 

 

今日この頃で

 

 

 

ございます。

 

 

 

 

今日は「妻の「へ」ん遷」につきまして、当家の歴史に沿いまして、ご案内いたしました。