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英文多読と「A Kiss Before Dying」

 

以前アップした文のなかに「4カ月ほど時間が出来たので、英語に取り組んだ」という内容ものがありましたが、実は私、体壊しまして休職したんです。おかげさまで先日復帰することが出来たのですが、休職中は英語の勉強ならじっとしてても出来るので、時間つぶしも兼ねて取り組んだというわけなんです。

 

英語の勉強といえば、浪人のころにお世話になって挫折した、伊藤和夫さんの「英文解釈教室」「ビジュアル英文解釈(2分冊)」しか知りませんでしたので、最初の1カ月はビジュアルの1冊目をやってみました。

 

さすが伊藤先生の本だけあって、大分効果があったのですが、何せ単語の知識がないので、著書はまだまだ思うように読めません。

 

そんな時購読し始めた、「ENGLISH JOURNAL」の11月号に酒井邦秀さんという方が「多読のチカラ」という特集記事を書いていたんです。読んだときは「何言ってんだよ!」と正直思いましたが、結局この方法に引き込まれ、残りの3カ月をこれに当てることになったのです。

 

酒井氏が言うには、多読っていうのは「自分が楽しいと思うものを次々と読んで行くこと」で原則は次の3つ。

 

1.辞書を棄てる(引かない)

2.わからないところは飛ばす

3.進まなくなったら投げ飛ばす(※今の時点では無理して読まないということ)

 

「そんなこと言ったら、俺読める本ないよ!」と思ったのですが、伊藤先生の本を始めとした私の周りにある英文が、今の私にはレベルが高すぎたということなんですね。

 

で、どんな本から始めると思います?

 

酒井先生の考え方によれば、スタートは「絵本」なんです。それもお勧めなのが、イギリスのオックスフォード大学出版局が発刊している「Oxford Reading Tree」っていうシリーズ。これはイギリスの8割の小学校で教科書や副読本としてもつかわれている教材なのだそうですが、日本の小学校教科書と違って、どの本も最後にオチがある面白い本です。

 

一番簡単なレベルだと絵だけで文字がないものからになります。レベルが上がってもい1ページに1文位、16ページで終わり、といった具合です。それが最低6冊セット、このレベルもうちょっと読みたいなという方には、6冊×6セット位はラインナップがあります。レベルは「LEVEL0」から「LEVEL12」まであります。

 

そして、これらを「訳さずに」読みます。なるべく絵も参考にしながら英語のままイメージしてゆきます。読めなかったら、すぐ投げて(やめて)、1つレベルを落としてみます。分からない単語が1個や2個あっても「こんな感じかな?」で読み進めます。

 

既に従来の「約読(訳しながら読むこと)」である程度の読解力がある方にも、その習慣を壊すために、上のやり方で指導しているそうです。ただし、LEVEL3位からスタートで大丈夫だそうです。

 

「こんなんでほんとにいいのかな?」と思いましたが、このレベルのことなので、私でもどんどん読めます。LEVEL6位から中身が文章らしくなってきた感じでしたが、自分で購入した分(1レベル6から12冊)はすぐに読み終わってしまいました。

 

さて、「Oxford Reading Tree」のあとは、どうすればいいでしょうか。英語のペーパーバックを読んでみたくなりますが、まだちょっときついところです。そんな方向けに「Graded Readers(GR)」と呼ばれているものがあります。英語を母国語としない人を対象とし、レベルごとに(6レベルに分かれています)使う単語を制限した上で書かれています。ペーパーバックにあるような有名が小説が、単語的にも文章の長さ的にもとても読みやすく書きなおされていたりします。

 

GRにはいろいろな出版社・シリーズがありますが、有名なのは

・Penguin Readers

・Oxford Bookworms

・Macmillan Readers

・Cambridge Readers

などですが、まだまだあります。私のアイコンは赤いですが、この中うちの「Macmillan Readers」から好きな本を選んで表紙の写真を撮り、使いました。

 

これらを読むときも、先ほどの3原則は変更ありません。今読めなくても、少しレベルを落として読んでいるうちに、不思議と力が付いてきて、しばらくたって読んでみると読めます。不思議です。

 

そして、小説などを読むにしても、7~9割の内容が分かればよしと考える方がよいそうです。あまり枝葉末節に関わって止まってしまわず、スジを押さえながら、英語を読むリズムを保つのが重要とのことでした。

 

この「多読」につきましては、また書くことになると思いますが、今日は最後に私のアイコンの中にもある、「Macmillan Readers」の「A Kiss Before Dying」を少しだけご紹介致します。とてもスピード感のある文で面白かったです。

 

この作品は、アイラ・レビンというミステリー作家の小説の要約版で、中身ですが、大富豪の3姉妹のうち、大学生である一番下の娘が同じ大学の男子学生との間で妊娠してしまいます。卒業後に富豪である父親に取り入りたいと考えていた男子学生は、父親に娘の妊娠が知れることを恐れ、相手の彼女を自殺の形で殺そうと考えます。そして事件は、二女、そして長女へと続いてゆきます。よろしかったらぜひ読んでみてください。

 

今日は、「英文多読と「A Kiss Before Dying」」についてご案内いたしました。

 

 

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